「日蘭エネルギー・トランジション・カンファレンス」が開催されました
2025年9月22日、大阪・関西万博 EXPO SALON(テーマウイークスタジオ2F)において、『日蘭エネルギー・トランジション・カンファレンス』が開催されました。
日本とオランダが、エネルギー移行(エネルギートランジション)に関する知見や技術を共有するとともに、エネルギー分野での連携を強化し、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた取り組みを推進することを目的としたものです。
日本からは、経済産業省 資源エネルギー庁 国際カーボンニュートラル政策統括調整官、リユースバッテリー蓄電システム(BESS)の技術を持つCONNEXX SYSTEMSなどが参加し、オランダからは、気候・グリーン成長大臣やロッテルダム市長をはじめ、エネルギー分野の専門家が参加しました。
電動バスや電動トラック、EVなどで使用済みとなったバッテリーを再活用した蓄電システム(BESS)の展開など、両国のエネルギートランジションのアプローチ、カーボンプライシングを活用した成長戦略、エネルギー安全保障やコスト、環境保護などの課題について議論されました。また日蘭間での覚書(MoU)の締結、記念撮影なども行われました。

主な意見などは次のとおりです。
・電力需要が伸びている、特にデータセンターが地方に設置されており、中央と地方の連携が重要となってきている。
・EUはEVがメイン、日本は水素。オランダは水素に関して日本から学べる。
・水素は、ブルーからグリーンへの移行が現実的と思われる。
・日本では、水素の需要を増やすのが最大の課題である。
・ロッテルダム港を北西欧州の水素ハブとして確立し、国際的な水素サプライチェーンを構築したい。
・水素の効率的な輸送・供給のため、既存の天然ガスインフラの活用を含め水素パイプラインのネットワーク化が必要。
・洋上風力は海水から水素を作る計画があある。
・日本はGX(グリーン・トランスフォーメーション)推進のため、2028年に排出量取引を義務化し、2033年から
有償オークションを導入する段階的なカーボンプライシングのロードマップを国際的に示した。
・国民からの信頼をどう得るかが課題。なぜ必要かの説明が必要。
【まとめ】
・エネルギーの移行が進行中であり、テクノセンターの組合せが重要
・グリーン水素が本命であり、ブルー水素は橋渡し(風力から)
・資金の投入、リスク管理、スケールアップ、政府の支援が必要
*今回の議論では水素と原子力の関係が含まれていなかった。